マスプロダクト品のリスク
手軽に購入できることがメリットのマスプロダクト(=量産)品。しかし、サーバー騒音を放熱リスクなく解決しようとすると量産品では多くの不都合が出てきます。
遮音性能
単に騒音が低下するだけでなく、目的に応じた結果まで達するか、役に立つかが重要。カタログ数値を比較しても各社測定基準が曖昧なので意味がありません。また減衰量の数値が大きくてもラック自体の最低動作音が大きければその音だけでクレーム出ます。量産品ではカタログ以上の判断要素がありませんが、Si
R&Dの静音ラック、ZITSソリューションではそれぞれの案件に応じて音の専門家が個別にフルサポートしています。
放熱性能
マシンと組み合わせた際の「風量適合」と言う概念が大切。マシンが要求する冷却風量を満たすかどうかです。量産品のカタログでは単にラックの仕組みや機能が解説されていますが、それがマシンとのマッチングでどうあるべきかが欠落。風量適合の概念すら無くユーザーが検討しようにも正確な情報、手法が用意されておらずたいへん不合理です。
エアフローマネジメント
排気熱の再循環「ショートサーキット」を防止するために吸気と排気の流路を仕切り独立させます。それぞれのマシン構成に対して個別でのラック構成となりますが、汎用の量産品ではそれらは付帯されず放熱と安全性が極度に低下します。
代替要素
量産品のカタログやそれを鵜呑みにした営業担当は得られるメリットしか提示しません。それと引き換えに失われるもの、特に音と熱は相反する要素が数多くありますのでデメリットが上回るような案も頻度高く登場します。「売らんかな」に乗せられないよう十分にご注意ください。
社会的なシステムとしてこのマスプロダクトの商流が広く固定化されていますが、残念ながら求める結果はそこにはありません。騒音と放熱の課題は専門性がたいへん高いのでそれらに特化した技術サポートを組み合わせることに着目してください。
モノ売りとコト売り。前者では手軽さの反面、結果効果についてはお客さま次第、供給側は免責(≒無責任)です。
一方、専門技術を製品に付帯して供給側責任で目的達成を目指した仕組みがSi R&DとZITSの「コト売り」。導入の失敗例や不適切な設置後のご相談もよくありますので、お客さまが事前に適切なご判断、ご選択に至ることを願います。「モノ」の良し悪しではなく「コト」へのジャッジ、何を買うかではなく誰から買うかが未来へのキーワードです。
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・随時更新
・静音ラックの放熱優位性
・吸排気分離、アイルキャッピングで効率化
・発熱量とエアコン馬力の適合換算
・サーバーに不都合なエアコン形状
・局所的な熱溜りの回避
・夏季休暇中の室温上昇への対策方法
・サーバー専用クーラーの活用方法
・マシン運用に関わる消防法や建築基準法
・天井裏の有効利用
・防音工事 専門業者以外は×
・マスプロダクト品のリスク
・放熱適合とマシン寿命の関係
・騒音計の使い方 ○×
・静音の要求値と暗騒音の関係
・風量適合と熱量適合
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