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吸排気分離、アイルキャッピングで効率化


アイルキャッピングとは、吸気と排気の流路を分離して排熱のループが発生しないようにする構造です。マシンから排気された熱が吸気側へ回り込まないように設計することで効率の良いシステム運用となります。

近年、DC等でも数多く採用されている手法ですがdBseries静音ラックではそれに先駆けて平成16年の製品ですでに必須付帯としており、現在までに1500件を超える課題解決を提供して来ています。

静音ラックに於いては、お客さまのマシン構成に応じた遮蔽構造を個別付帯することが重要であり、マシン調査、適合調査を実施してそれぞれのお客さまに専用仕様での製品提供を行なっています。遮蔽構造を取り入れないご使用方法では、風量適合のマージンをおよそ1.5~2倍程度増加させますので、製品の大型化、コストアップとなってしまいます。
サーバー室の設計に於いては、様々な制約条件の中で、出来るだけ分離構造を取り入れることで以下のメリットが得られます。

・エアコンの馬力適合
吸排気が混ざり合う(アイルキャッピングが配慮されない)環境では、冷却装置のマージン(余剰性能)を2倍ぐらいは見込みますので、空調システムの高額化、消費電力の増加等で長期的にも大きなコスト負担となります。
正確な吸排気分離を行なっていれば、マシンの発熱に対するエアコン能力は必要最低限で済みます。空調馬力が半分になればコストは半分以下、長期的な電力コストではさらに大きな優位性が得られます。

・既存装置の効率化
ラック周辺やマシンルームだけが暑い場合は集中的な「熱溜り」です。排気流路を遮蔽、延長して「熱拡散」することでフロア全体での既存空調を利用した良好なマシン冷却を得ることも可能です。排気又は吸気のどちらか一方を遮蔽することでシンプルにアイルキャッピング効果が得られます。

ZITS熱拡散システム

 

・随時更新

・静音ラックの放熱優位性

・吸排気分離、アイルキャッピングで効率化

・発熱量とエアコン馬力の適合換算

・サーバーに不都合なエアコン形状

・局所的な熱溜りの回避

・夏季休暇中の室温上昇への対策方法

・サーバー専用クーラーの活用方法

・マシン運用に関わる消防法や建築基準法

・天井裏の有効利用

・防音工事 専門業者以外は×

・マスプロダクト品のリスク

・放熱適合とマシン寿命の関係

・騒音計の使い方 ○×

・静音の要求値と暗騒音の関係

・風量適合と熱量適合


     
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